普段見えない浄化槽の中身とは(濾材(ろざい)浮上トラブル)

更新日:5月17日

浄化槽は槽内で仕切られており、それぞれの部位で役割が違います。


今回は、その中でもトラブルの多い「嫌気濾床槽(けんきろしょうそう)」の濾材浮上についてのお話です。



濾材は通常、水中に入っているので見えませんが、経年劣化や地震等の影響で破損し、ろ材が浮上してしまうことがあります。

左の写真は濾材を押さえているネット及び固定具が破損して浮上してしまったものです。

汚水が流入してくる最初の槽なのでこの状態だと当然ながら詰まりが発生します。



これはもう・・・。

見た通りです・・・。


濾材には様々な形や大きさのものがあります。1枚目の写真はヘチマ状の形、2枚目はボール型です。ボール型は押さえ部分が破損すると流出する恐れがあります。







ちょっと分かりづらいですがこちらは、濾材を押さえているネットがズレてしまって(真ん中で折れて山型になっている)通常よりも高い位置に濾材がきてしまっています。これも詰まりと流出が怖いところでした。








押さえ部分を元に戻し、固定したものです。通常はこのくらいの位置に濾材は設置されています。









水を張ると、このようになります。


汚水が最初に流入する部分なので、通常は濁っていたり、固形物があったりで見る機会はほとんど無いと思いますが、重要な処理装置です。







左は槽内に入っている濾材を取り出したものです。


想像以上に充填されており、取り出すのも一苦労です(笑)





嫌気濾床槽は文字通り、「空気(酸素)を嫌がる微生物」が活躍する槽です。濾材はそんな微生物たちの住処になるところであり、重要な役割を担っています。


近年、地震などの影響か濾材浮上や漏水などのお問合せをいただくことも増えてきました。

Clear Upではこのような修繕工事も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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